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Posted by ミリタリーブログ  at 

2008年04月12日

戦争の心理学


先日、「戦争の心理学」(デーヴ・グロスマン ローレン・W・クリステンセン共著)という本を読みました。
戦闘や犯罪者との銃撃戦、災害現場等のような極限状態でのストレスが人間の身体や精神にどういった影響が起こるのかを分析した本です。
SATマガジンにも「銃で撃たれるということ」という非常に面白い連載記事が掲載されておりますが、「銃で撃たれる~」は撃たれた側の銃創・爆創に関する解説であるのに対し、この本は銃を撃つ側に立って解説したものになります。
ストレスによる生理的な変化を解説し、訓練やカウンセリングによる後遺症の克服方法を紹介しているのですが、映画やTVで観る華々しいアクションシーンとはかけ離れた生々しい戦闘の現実が描写されており、中々興味深い内容でしたね。
射撃や戦闘テクニックを紹介した本やVTRで、インストラクターがよく「高いストレスを受けた状況では~」などといった説明をするシーンが出てきますが、この本を読むと意味が良く分かるようになりますし、エアガンのマズルコントロールについも同様です。
そして何より強い精神力、いわゆる「気合」って奴が決定的に重要であるということが一番のポイントで、軍の訓練でも重視されているのが良く理解できます。

一部納得行かない記述もあるのですが、エアガン・実銃問わず、銃を扱うにあたって一度は読んでおきたい本ですなあ。



ところで、明日はATPF KT2ですね。
朝起きられるかなあ(汗)
  


Posted by バラク  at 20:19Comments(0)書評